『長生きをしたければ、「親指」で歩きなさい 一生歩けて、不調や病気を防ぐ!』 瀨戸郁保著 学研プラス
人間が直立歩行をはじめたのが、今からざっと700万年前といわれています。もちろん人間と言っても、まだまだ現在の人間にはほど遠い容姿ではありますが、しかしいずれにせよそこから歩くことをはじめ、そしてそれがために今日の文明を築くことになったと言われています。
人間の進化にとても寄与した直立二足歩行。
しかし現在はどうでしょうか?
車を初めとする移動手段の発達、居ながらにしてインターネットで何でも注文できる社会、一日中パソコンの前に座っている仕事形態などなど、かつてないほど歩くことが疎んじられているのが現実ではないでしょうか。
そこで、人間としての自立、そして自分の足で歩くこと、これがいつまでも出来ることが、高齢化社会のキーワードになっていくのではないかと思います。
昔から、“衰えは足からやってくる”と言われるのは事実。
しかし、実際には何をやったらいいのでしょうか?
そのためにわざわざジムに行かなくてはいけないのでしょうか?そのために何か特別なサプリでも飲まなくてはいけないのでしょうか?
いえいえい、そんなことをしなくてもいいのです。
歩くこと、日々歩くこと、日常にしている歩くこと、それを大切にしていくことが何よりも大事。
世の中には、“正しい歩き方”なるものがありますが、骨格も違えば、これまでの運動経験なども違いますから、あくまでこれは標準的な理想形のお話し。そこに達することは出来なくても、それはそれで学んでおく必要があると思います。
そこで、この『長生きをしたければ、「親指」で歩きなさい: 一生歩けて、不調や病気を防ぐ!』の内容が生きてきます。特別なことをしなくても、歩くことを見直すことで、自然と健康になっていく、それが理想です、というお話し。
そしてそのために何が出来るのか?
どんなことをしたらいいのか?
本書は、新書サイズの小さな本ですが、中身は多岐に渡っています。カラーページには体操も載っているので、とにかく実用的。
誰にでも出来る、今日から出来る、そんな簡単なおはなしですが、奥は深い一冊です。歩き方を見直し、健康な日々を送って下さい。
長生きをしたければ、「親指」で歩きなさい: 一生歩けて、不調や病気を防ぐ!
- 作者: 瀬戸郁保
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: 単行本
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